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2007/09/19 (Wed) 脳と宗教

 
脳のなかの倫理  脳倫理学序説  マイケル・S.ガザニガ

覚書き

 
・左脳は、時々刻々と流れ込んでくる情報の意味を解釈して
それを自己イメージと自らの信念にかんする現在進行形の物語に、組み込んでいく。
 左脳は解釈装置。

・自分の自己イメージや知識、あるいは考え方の枠組みと一致しない情報を突きつけられたとき、
左脳の解釈装置は、ひとつの信念体系を作り上げることによって
入ってくるすべての情報が意味をなすように、また現在進行形の自己感と齟齬をきたさないようにする。
⇒信仰という文化現象

・科学と理性が支配する現代にあっても、宗教は死に絶えるどころではない。
全世界では現在、約1万の宗教が存在する。

・宗教はもともとは、人類共通の本能的な反応から生まれた。
→社会現象に発展。
誰もが感じる個人的な反応の意味を説明するための理屈付けの体系になった。

・進化生物学者のディヴィッド・スローン・ウィルソン
宗教のように手の込んだもの、つまり多大な時間とエネルギーとっ思考を要するものは、
世俗的な有用性がなければ存在し得ない。
宗教の主要な存在目的は、人ひとりでは成し遂げられないことを共同で達成するにある。

・長い年月を経ても生き残っている宗教運動を見ると、
健康を増進し、安心感を高め、配偶者選びを促進するものが多い。

・側頭葉てんかん患者について、注目されるもの
(一般の人が思い浮かべるような発作は起こさない)
「ゲシュビント症候群」
1)過剰書字(大量に文字を書く)
2)過剰な宗教性
3)攻撃性(暴力にまで発展することは少ない)
4)粘着性(自分からは会話を終えられないなど)
5)性的関心の変化(非常に強いか非常に弱いか)
(ゴッホ、ドストエフスキー、ルイス・キャロルなど)
 ↓
患者が、発作的にしばしば宗教体験をする。

・前頭葉は、仏教の僧侶が瞑想しているときや、フランシスコ会の修道女が祈りをささげているときに活動する。

・宗教体験に伴う感情的な側面、側頭葉で生み出される可能性が高い。
側頭葉に刺激を与える実験の結果、被験者は宗教的な体験をした。
「何者かの気配がある、自分が自分の身体から抜け出している、
 神の存在が感じられる、など」

・現代人がなすべき課題はひとつ。
高度に進化した人間の本性と文化が、人間の根本にある共通の倫理の恩恵を受けているかどうか、見極めること。
★人間という生物に、生得の道徳観が備わっているのかどうか。

・ミラーニューロン 相手の心を読み、共感を生む
誰かが行った行動と同じように、自分の脳の同じ部分が活性化する。
相手の行動を自分の脳の中でなぞり、相手の感情を察する。
(サルではその存在が確認されている。ヒトは、倫理上、その存在を確かめることは出来ないが、その存在が示唆されている)

・わたし達が捜し求めるべき、人類共通の倫理とは、
明確に定められて固定された真理ではなく、人間らしさに根ざしたものだと著者は考えている。
わたし達は、人類共通の倫理が存在するという立場に立って、
その倫理を理解し、定義する努力をしなければならない。


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Author:散歩虫
議論ある仏教系(日蓮系)宗教団体を脱会した、2世のその後。
カルト問題、マインドコントロール、心理学から見た宗教問題、脱会後のリハビリ、その他いろいろ思ったことを書いています。
★宗教被害の相談窓口は、下のリンク先にあります。
二次被害を防ぐため、くれぐれも安全な場所にご相談ください。

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