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2007/10/20 (Sat) 現代の若者論

 
今のこどもは、忍耐力がない。
我慢ができない。
コミュニケーションスキルがない。

こういう論調に出くわすと、なんだか納得のいかない気持ちに駆られるのは、どうしてだろう…?
と、常々思っていたのですが。

なんとなく解ってきました。

 
「いやいや、欲望の赴くままに、儲けることばかりにやっきになって
この社会を作り上げてきた事も、問題はあるのではないでしょうか?」
という気持ちが湧き上がってくるからでしょうね、たぶん。

我慢がなかったのも、忍耐力がなかったのも、大人だったのかもしれませんよ、って
働かない&学ばない現代のこども達の分析をする学者さん方には、
言いたいなぁと思います。

どんな生き物でも、こども達は生れ落ちて、環境に適応し生き延びようとします。
その結果の、現在のこの状況なのですから。

歴史の清算はいつも、今を生きる人に、回ってくる。
当たり前だけれど、なんだかなぁ~って、こども達の将来を考えると思ってしまいます。



『下流志向』 学ばない子どもたち 働かない若者たち
内田 樹 著

を読みました。

ビックリしたのと同時に、とても納得したのは
・現代のこども達の、生まれて初めての社会経験は買い物だった。 
・こども達は就学前に、消費主体としての自己像を完成させてしまう。
ということでした。

うーん、まさしくそうだろうなぁと、思っちゃったのです。

著者の内田さんのこども時代は、初めての社会経験は労働以外にありえなかったのです。
労働があって、初めて自分の価値が家族に認められ、それに対する対価も与えられる、という過程です。
しかし現代のこどもは、労働なくしていきなり消費者。
お金を持ってレジに立つ場合、こどもであろうと大人であろうと、
その立場は店員(社会)から見たら同じ「お客様」。
こどもは、こんな小さい頃から、消費主体として社会と向き合うのです。

消費主体としての自己像を小さいうちから作ってしまう、そういう経験が、
就学しても社会に出ても影響している、と内田さんは分析しています。
そうすると、常に、自分の労働とそれに対する利益を計算し、割に合わないことはしない人間になってしまう、と。
それも小学生のうちから、そうなってしまう。
だから学級も崩壊するし、「どうして教育を受けなきゃいけないの?」という驚愕の問いが、
小学生から発せられることになる、と内田さんは言っています。




本の内容からはそれますが、今、社会に一番必要なのは「信頼」だと思います。
自分の身近に、信頼に足るものがあるかどうか…。
逆に言えば、「信頼」が今、一番失われているのではないでしょうか。
社会を拒む若い人たちは、そのことに絶望しているのではないかと、なんとなく思います。
絶望していることを認め、絶望と向き合うことができたら、そこからまた立ち上がることもできるけれど
そこから逃げて気づかない振りをすれば、閉じこもってしまうより他にありません。
また、カルト宗教などの閉じられた幻想の中に、逃げ込む道も用意されています。

助けを求めたくとも、信頼できる相手にでなければ、自分の内面を言ったりできるはずがありません。
一見、斜に構えたような感じに見えても、こども達は、
ちゃんと真っ直ぐに向き合えば真っ直ぐに見つめ返してくれます。
時間をかけて関わっていくと、どんな子だってどこかしら可愛いところがあるもんです。



というわけで、
自分が信頼されうる人間に少しでも近づけるように、努力するしかないですよね。
そして、本当に信頼できる人を探すことも。
信頼は自己完結するものではなく、関係の中で作られていくものですから。
経済活動の外にある、無駄に見えたり、余計なものに見えるような人と人との関わりに、
案外、宝物は潜んでいたりするものかもしれません。









-燃えカス時代でも まだ燃えそうな この
  もろく 強い 心 君につなげたい
  かないそうな気がしてる-

            (spitz ルキンフォー)










まったく余談ですが、先日、
ある友人がこのブログを読んでくれていて、
「魔とかサタンとか、ときどきひいちゃうことがあるよ~」と笑いながら言ってました。
たぶんそれが、まともな反応なんだと思います。
ふつう、ひきますよね、そりゃ。
しかし、外から見えないかもしれないけれど、実際にそんな特別な言葉が使われているし
かなり特殊な信念体系や、反社会的な思想をもった団体が現実にはあるのです。

今は何かを調べるときに、ネットで検索する人が多いようです。
カルトについてや、また仏教系の新興宗教団体について調べるために
このブログに通りかかって読んでくださる方もいらっしゃるかもしれません。
通りすがってくださった方で、この情報が必要ないならば、
このブログは役に立たないと言うか、読んでも面白くはないと思います。
そしてもし、不快感を感じるような場合は、読まないほうがいいかもしれません。
(繊細な方にとっては、ショッキングな内容も含まれているかもしれないから)

かくいうわたしも、ネットはあまり見ないほうです。
こうして記録を残していますが、まったくネットには疎いです。
だから普段、あまりインターネットを利用しない人が、いきなりここを読んだら
ビックリしちゃうだろうなぁと思ったので(笑)
ちょっと追記しておきます。


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Author:散歩虫
議論ある仏教系(日蓮系)宗教団体を脱会した、2世のその後。
カルト問題、マインドコントロール、心理学から見た宗教問題、脱会後のリハビリ、その他いろいろ思ったことを書いています。
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二次被害を防ぐため、くれぐれも安全な場所にご相談ください。

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