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2007/10/22 (Mon) アニメからカルトを考える

 
アニメ宗教講座
『大友克洋「AKIRA」からオウム真理教事件を考える』
講師:正木晃 先生

を、聴講させていただきました。

 
生で、専門家の方の講義を聞かせていただくことのメリットは
メディアには載らないお話を、色々伺うことができることです。

興味深い内容でしたし、とても勉強になったのですが、
なんだかやはり、胸の奥に不快感というか、違和感をずっと感じながら聴いていました。

わたしは、過去に蓋をするのではなく、
過去と向き合ってそこから何かを学びたい、という考えを持っています。
振り返らず前進することも時には大事かもしれません。
しかし、どんなに血塗られた人間の歴史でも、そこから学ばなければ
また同じことを繰り返してしまうのが人間だと思うから。
事実、人間は歴史の中で、同じことを本当に飽きずに繰り返しています。

でも。でもそれにしても。
あの事件はおぞまし過ぎるし、オウムの教団の中で行われていたことも、ちょっと現実とは思いたくないような酷さだと思います。
だから正直、講義を聴きながら、
「こんな教祖のこと、理解したくないなぁ」っていう気持ちが、どこかにありながら聴いていました。
(だって本当に、詳しく教えてくださるもんですから…)



「良い人間だからこそ、信念を持って人を殺す」
という、人間の不可思議さを表す言葉が、一番印象に残っています。

そして、
人間は、間違う。道を誤る。失敗する。
その軌道修正を、集団心理が阻んでしまう。
ということを、全体を通して学びました。

人間が、間違ったり、失敗したりするのは当たり前の出来事です。
それが、集団の利益を守るためという大義に縛られてしまうと、
その失敗を隠さなければいけないし、秘密を抱えなければならないし、どこまでも破滅へと転がり落ちていってしまう。
ひとつの失敗や間違いのあとに、勇気を持って間違いを認め、
それを正す方向へ進むのか。
それとも、誤魔化し隠す方向へ進むのか。
そのことが集団の運命を決めるのだなぁって、社会の色々な事象の方程式のように感じました。



あとは、後日、まとまったら追記しようと思います。




★10月24日追記★

講義では、さまざま余談を交えながら、多角的にお話くださったのですが
その中でも、他の宗教団体にも応用できそうな何点かについて、まとめてみます。


【組織が拡大したことによる問題点】

●密教は、師が生涯で3人弟子を育てられれば良い、というような世界であって
 何百人・何千人という単位の大勢で、修行ができるものではない。

●チベット密教の修行は、きわめて過酷かつ危険である。
 素人がうかつにできるものではない。
 (安全管理がなされていない組織)

●教祖麻原も、初めは善意であった。
 しかし組織が拡大するにつれて、絶対的権力を行使するのが難しくなり、
 神秘体験などの実現をドラッグに頼るようになってしまう。
 またカリスマとしての自己肥大がおき、自分で自分をコントロールできなくなってしまった。

☆思ったこと
 宗教における「師」と「弟子」の関係は、確かに、
 一人の師に対して数百や数千、数万の弟子なんておかしいのだと思いました。
 組織があまりに巨大化し、会った事もない人を「師」と呼ぶなんていうこと自体が、
 普通ではないのかもしれません。
 信徒も、時間をかけて自分の師を見極め、選ばなければいけないのだとも、
 講義の中で仰っていたのも、うなずけました。


【信者たちの横顔】

●正木さんは、「誰もがオウムになる要素を持っている」とか「誰もがサカキバラになる可能性がある」というような意見では、ないとのこと。
 信者の特徴として、『自分のすべてを犠牲にしてでも、生きているうちに成仏(悟り)したい』という想いが強い傾向がある。
 そういう想いを強く持っている人は、一般にあまりいないのではないだろうか。
 そういう意味で、どこか違う、どこか桁外れなところがあるようだ。

●奇妙な幼稚さ: 人格と能力の不均衡

●不思議な頑迷さ: 真面目で一途


【支配】

●ドラッグを乱用し、無意識状態にして、麻原の言葉を長時間にわたり連続で聞かせる。
 その後、自白剤を飲ませて、教義がちゃんと頭に入っているか、確認する徹底ぶり。

●恐怖支配: NOと言ったら、自分が殺されてしまう。

●集団の中での出世争いで、自分の忠実さを競ってしまう。

●情報操作

☆思ったこと
 教義(言葉)を頭に叩き込むことが、いかにその人を支配してしまうのかについて、しみじみ考えました。
 その組織の言葉が頭にあればあるほど、組織の思い通りの考え方に支配されてしまうのです。
 怖いですね…。




以上です。

AKIRAのことが、何にも書いてないですね。
実は、『AKIRA』観たことないんです(;´▽`A``
講義中、所々観せていただきながら、類似点について教えていただきましたけど。

どうして犯罪へと転がり落ちていったのかということについては、
修行中の事故でひとり信者が死に、それを隠蔽したのが始まりで、
それを公にしようとした信者も殺され…という展開だったそうです。

善意だったとか、魅力的な教祖だったとか、ちょっと信じがたいのですが、
本当にそうだったようです。

初めは善意でも、権力の魔性にとりつかれてしまうと、
道を踏み外してしまうのが、人の常のようですね。

権力って、そんなに魅力あるものなのかなぁ…
権力なんて、面倒くさいだけのような気がしちゃうのは、
わたしが小市民だからか、それとも女性だからか。



ちなみに、正木晃さんは、今流行りのマンダラ塗り絵を監修されているとのことで。
やったことないですけど、面白そうですよね。


http://www.nhk.or.jp/butsuzou/schedule/index.html
これに出演されるそうです。(なんで宣伝してるんだろ…?)
仏像についてらしいので、興味のある方は。










-硬いこころ ふわふわに変える-

            (spitz 点と点)















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Author:散歩虫
議論ある仏教系(日蓮系)宗教団体を脱会した、2世のその後。
カルト問題、マインドコントロール、心理学から見た宗教問題、脱会後のリハビリ、その他いろいろ思ったことを書いています。
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